ブルートレイン「あさかぜ」、来年2月末で引退

東京から山陽・九州へと向かう夜行寝台列車、通称「ブルートレイン」と呼ばれた代表的な「あさかぜ」が来年3月のダイヤ改正で姿を消すことになった。 夜に列車に乗ると朝方には現地に到着するので「走るホテル」とも言われたブルートレインも新幹線の開業、とくに「のぞみ」の運用が始まった92年以降は乗客減の拍車がかかり、高速バスにも押されて乗車率は30%くらいに落ち込んでいる状態です。 上りの首都圏乗り入れ時の遅れでラッシュタイムにも影響を及ぼしたりと、いろんな意味で「廃止」が検討されていたようですが、とうとう「あさかぜ」、そして「さくら」が廃止に。
やっぱり、「ブルートレイン」というのは鉄道を見だした頃の私にとって憧れでしたね。 地元の大阪駅に一番列車で行って、九州から上ってくる「明星」、「あかつき」、「彗星」、「なは」や北から帰ってくる「日本海」、「つるぎ」、「きたぐに」を撮影していたり、夜から朝まで居たりして「あさかぜ」、「瀬戸」、「さくら」、「はやぶさ」、「みずほ」などの撮影もしたり。
当時の「あさかぜ1号」は東京〜博多間の運用、EF65−1000が東京〜下関間、EF30が下関〜門司間を、ED76が門司〜博多間を牽引して客車は24系25形の14両編成、食堂車、個室寝台車もありました。 機関車がEF65−1000からEF66に変更され下関〜博多間を短縮されて今の運用に。
「さくら」は当時東京〜長崎・佐世保間の運転で、栄光の「1レ」でした。 東京駅を16:30に出発して九州の肥前山口で長崎行きと佐世保行きに別れていました。 佐世保行きは途中の早岐スイッチバックしてましたね。 まずは佐世保行きが廃止され、西鹿児島行きの「はやぶさ」の熊本短縮により「さくら・はやぶさ」と運用をかえました。 「はやぶさ」が熊本までの運用なので、途中の鳥栖で「さくら」と「はやぶさ」に別れて運転します。・・・当時はこれって「みずほ」だよなぁと思ってたり。
来年3月には「さくら・はやぶさ」が「富士・はやぶさ」へと変わるのですね、「さくら」は14系14形を使用、「はやぶさ」と「富士」は24系25形を使用していますが、24系25形どうしでの併結運用になるのでしょうか? とすると、門司駅カニ25みたいなものが連結されるのか、それとも東京からカニ24を二つつなげて走るのでしょうか? 東海道線の閉塞有効長は16両編成分ですから、機関車+「富士」7両+「はやぶさ」8両とでもなるのかな?