「中央競馬で失格」の馬が24連勝中・・・荒尾競馬(毎日新聞より)

熊本県荒尾市荒尾競馬所属の競走馬、キサスキサスキサスが破竹の24連勝中で、地方競馬の連勝日本記録(29連勝)を更新する勢いだ。
中央競馬と北海道競馬でいずれも未出走のまま「競走馬失格」のらく印を押された馬。挫折を乗り越えた「落ちこぼれの星」の大活躍に、ファンの熱いまなざしが集まっています。

平成12年のとき2歳で中央競馬に登録された。しかし、競走馬にとっては致命的な「屈腱炎」の症状が両前足にあって本来の能力を発揮できず、一度もレースに出ないまま去った。
新天地を求めた北海道競馬でも、やはり力を発揮できずに能力不足と判断され、出場のチャンスは訪れなかった。調教師たちは競走馬として育てることを断念。バンブー牧場を去る時は無償だったとか。
荒尾競馬での伊豆嘉一調教師との出会いが、キサスキサスキサスの運命を変えた。平成14年4月23日、競走馬としては遅い4歳で念願のデビューを果たし、同年5月7日の2戦目で初勝利。1度の2着を挟んで、同年6月4日の4戦目から連戦連勝で、現在24連勝中です。
地方競馬日本記録は、ドージマファイターが平成8年2月〜平成12年11月に記録した29連勝。キサスは現在、日本記録更新に向けて調整中で、昨年11月のレースを最後に長期休養中。次回出走は連休明けに決まるらしいです。
荒尾競馬関係者は「(高知競馬で連敗中の)ハルウララのような人気を獲得できれば」。勝利を重ねるごとに人気も高まり、荒尾競馬ではグッズ販売も検討中だ。地の底からはい上がった遅咲きの“スターホース”に経営回復の夢を託す。
記事から随分と引用させていただきました。 負けつづけている馬がいれば今度は勝ちつづけている馬ですか。 中央競馬だと勝てば勝つほど負担重量が増えていきますが(定量戦は除く)地方競馬ではどうなんでしょうねぇ。 こちらも見れる機会があればいいのですが・・・

キサスキサスキサス・・・6歳牝馬 父がシアトルダンサーⅡ、母がアビームバンブー、母の父がモーニングフローリック。 母系からバンブー牧場生産というのがよくわかります。