天皇賞・秋

毎日王冠を逃げて2着だったウオッカが一番人気、産経大阪杯以来となるダイワスカーレットが二番人気と牝馬2頭が上位人気に支持されました。
次いで今年のダービー馬ディープスカイ、重賞連勝中のドリームジャーニーと続きます。

レースはハイアーゲームドリームジャーニーが出遅れ、ダイワスカーレットがあっさりとハナへ行きます、トーセンキャプテンが鈴を付けに行きます、後続は少し離れての隊列に。 直線に入り内ラチを進むダイワスカーレットに対し、中ほどを進むディープスカイウオッカ、この2頭はマッチレースかのように叩き合いながら伸びていきます、トーセンキャプテンが落ちていくところを突いてきたのがカンパニー、そしてエアシェイディも坂から伸びてきています。 外からサクラメガワンダーオースミグラスワンも追い上げますが届きません。 坂を上ったところで内のダイワ、外のスカイとウオッカの内外離れた3頭の勝負は最終的に2頭の牝馬での争いとなってゴールイン、カンパニーとディープスカイが3着争いとなりました。

長い写真判定の結果、ウオッカがハナ差で勝利、ダイワスカーレットが2着、ディープスカイが3着、カンパニーが4着、エアシェイディが5着でした。
TV中継の中で、検量室では1着の場所にダイワスカーレットが、ウオッカが2着の場所に入っていたのですが、中継終了後、入れなおしたのでしょうか?

牝馬による1,2着を占めるのは50年ぶり、「牝馬の一番人気敗退」というこれまでのジンクスも払拭しました。
そして、1〜3着までが人気通りに入ったことで配当も低くなりました。

脅威のレコード、1分57秒2。 前半が58秒7で後半が58秒5、休養明けのダイワスカーレットがこれだけの走りをしていたら、『普通は』勝っていたでしょう。
運が悪かったとでもいうしかない、「2cm」でした。

TVを見ていて「逃げ切った!」と思ったのですが、差していましたか。 詰め寄れない牡馬陣はふがいないですね。
残り数十メートルのあたりで外の2頭をチラっと見た安藤勝己騎手のちょっとした動作が「大きな差」となったのかもしれませんね。