ジョッキーマスターズ

昨日、東京競馬場で行われた第13レースこと、ジョッキーマスターズ(1600m芝)は日本ダービーオークスで優勝された元騎手たちが「フジビュースタンド」完成を記念して行われました。
岡部幸雄氏、河内洋調教師、加藤和宏調教師、中野栄治調教師、根本康広調教師、松永幹夫調教師、安田隆行調教師、本田優調教師、的場均調教師がそれぞれ優勝した当時の勝負服に身を包み、パドックで勢ぞろいした姿は懐かしさとすごさを感じるものでした。 そのパドックでレポートしているのが鈴木淑子さんと柴田政人調教師、いつもより長時間パドックにいて各元騎手たちへコメントを求めていました、柴田政人調教師のウイニングチケットでの勝負服姿も見たかったですね。
芝コースへ入るときに誘導馬が連れ立ってきますが、それに騎乗しているのは細江純子さん、横山典弘騎手、後藤浩輝騎手というのも演出されていますね。 実況席には杉本清氏、ゲストに皐月賞制覇した田中勝春騎手と凝っています。 各馬が返し馬を終えてゲート前へ。 スターター台に乗るのは柴田政人調教師、赤旗を振り上げてファンファーレが鳴り響きます。
ゲートが開くとほぼ同時に出て行きます、松永幹夫騎手が逃げて平均ペースに。 3コーナーで根本康広騎手が大外をマクってきたときに場内が沸きあがります、直線に入るところで岡部幸雄騎手が右に左にとよれてよれて、後ろにいた的場均騎手が立ち上がりそうなくらいに。 それをかわして的場均騎手が前へと出て行きますが伸びません、前は内から抜け出した河内洋騎手が先頭へと躍り出ていました、それを目標に本田優騎手が追いかけて、その外から安田隆行騎手が猛然とムチをふるって追い上げて行きます、かわるのか、と思ったけれども河内洋騎手が粘りきって勝利、「カワチコール」が鳴り響きました。 本田優騎手が2着、安田隆行騎手が3着、加藤和宏騎手は追いすがる岡部幸雄騎手にかわされず4着、岡部幸雄騎手が5着でした。

「予想以上に盛り上がってくれた。競馬は、歴史の重みがあるスポーツ。これからも、こういうイベントを考えていく必要はあるかもしれない」

JRAの高橋政行理事長は“マスターズ”を続ける可能性を示唆したそうです、これは楽しみですね。 来年は京都競馬場天皇賞・春に優勝した元騎手で淀の2000mとか、桜花賞勝利の元騎手で新装コースのマイル戦などで戦ってもおもしろいでしょうね。