思い出
- デビュー
平成5年5月、新潟競馬場での3歳未出走戦。 この頃になると新馬戦がなくなってかわりに未出走戦となります。
1600m芝、1番人気で出走して9馬身離しての圧勝劇。 西園正都騎手でした。
- 特別戦
500万特別の足立山特別1700m芝で武豊騎手に替わっても1番人気、逃げて8馬身差をつけて連勝する。
900万特別秋分特別(牝馬限定)でも1番人気に。 好位追走も5着に敗れる。
- 府中牝馬S
フルゲート16頭で、登録17番目。 このままでは除外になるのがわかっているいのに東へと旅立つ。
レース前日に1頭が回避をしたので、すべりこみで出走できることに。 9番人気での出走、このときから角田晃一騎手に。 50kgと一番ハンデが軽かったことも幸いして1着に。 エリザベス女王杯にギリギリで出走できることに。
5番人気。 トライアルローズSを制したスターバレリーナーが1番人気で2冠馬で久々のベガが2番人気に。
レースは好位でベガがもたついている間に直線でノースフライトが先に抜け出す。 ゴール真近になって内をスルスルとやってきたのが、ホクトベガ。 半馬身差届かず2着に敗れる。
2000m芝の牝馬限定レース、1番人気で武豊騎手に替わる。 2番人気のベストダンシングなどを楽々と下す。
年が明けて、マイル戦へ進むことを発表。 ここでも軽々と後続を6馬身突き放しての勝利。 あと、中山牝馬Sを制したら牝馬限定重賞制覇になっていたが・・・
- マイラーズC
変則開催で中京競馬場で行われる。 ここでも1番人気、直線ではマーベラスクラウンが追い込んでくるがクビ差しのいでの勝利。
前走、京王杯スプリングCを制した外国馬スキーパラダイスが1番人気で、サイエダティが2番人気。 ノースフライトは5番人気、武豊騎手がスキーパラダイスに騎乗するので久々に角田晃一騎手に。
レースではかかんにサクラバクシンオーが逃げる、直線で各馬が動き出したあとを一気にやってきたのがノースフライト。 鋭い足で後続を突き放しての勝利に。
- スワンS
秋初戦は初めての1400m芝のレース、2番人気で出走する。 2番手から先に抜け出した1番人気のサクラバクシンオーを捕らえれず2着に。
この距離には自身のある1番人気のノースフライト、この距離では不安な2番人気のサクラバクシンオー。 お互いの距離範囲から人気順もこうなりましたね。
レースではサクラバクシンオーが先に抜け出したものの、直線では満を持して後ろから差し切るノースフライト。 これで春秋マイルGⅠを制した初めての牝馬に。
- その後
有馬記念にもずいぶんと投票されてましたが、すでにマイルCSのあとに引退を決めていたので引退となりました。
- 戦績
11戦8勝
- ※余談
平成6年はナリタブライアンが3冠と有馬記念を制した年でした。
最優秀4歳牡馬はブライアン、最優秀4歳牝馬はヒシアマゾン、最優秀5歳以上牡馬はビワハヤヒデ、最優秀5歳以上牝馬はノースフライト、最優秀スプリンターはサクラバクシンオーが選ばれました。
そして、年度代表馬を決める投票では1人を除いて「ナリタブライアン」に投票しておりました。
その1人が選んだのが「ノースフライト」
3冠馬は過去に4頭出ていますが、春秋マイル王者は過去にはニホンピロウイナーしかいませんし、牝馬では初めてのこと。
それを考えての投票だったのでしょう、だがあまりにもブライアンが目立っていたのでノースフライトが目立たなかったのだと思います。
・・・マイルでの切れ味は1級品でしたね。